銀河英雄伝説 Die Neue Theseの第15話の感想について書かせていただきます。 ネタバレしておりますので、視聴後にお読みいただくことをおススメいたします。 現在各動画配信サイトでは12話までとなっておりますので、配信され次第配信サイトについては書かせていただきます。 TVerでは期間限定で配信されております。 13話以降は星乱編となり、2019年に13話~24話までが劇場公開されております。 NHKで再放送するにあたり、1話から13話までのオープニングも一新されております。 NHK版の再放送の違いについてはこちらに書かせていただいております。 各話の感想を書かせていただいております。 DVD、BlueRayでは第4巻になります。 第14話「嵐の前」あらすじ 銀河英雄伝説 Die Neue These 次回 第15話 「嵐の前」 同盟側の代表、ヤン。 帝国側の代表はラインハルトの名代、キルヒアイス。 戦場で知略を競ったこともある二人の用兵家は、捕虜交換の式典で初めて相まみえることとなった。 銀河帝国軍がアムリッツァ星域会戦で捕虜にした自由惑星同盟軍兵。 双方200万人ずつの捕虜がイゼルローン要塞で交換されることとなった。 同盟側の代表は、イゼルローン要塞司令官のヤン。 帝国側の代表は、捕虜交換の提案者ラインハルトの名代であるキルヒアイス。 戦場で知略を競ったこともある二人の用兵家は、捕虜交換の式典で初めて相見みえることとなった。 出典: より 感想「クーデターの主犯はグリーンヒル!?同盟側にも危機が!」 【 公式HP更新 】 第15話「嵐の前」 ご視聴ありがとうございました。 ・第15話 人物相関図 ・第16話 あらすじ 更新いたしました。 — 銀河英雄伝説DieNeueThese gineidenanime 15話の感想 第15話では皇帝が崩御したことによって公爵となったラインハルトが、権威を確たるものにするために門閥貴族への対策として、自由惑星同盟軍と捕虜の交換を行いました。 ヤンとキルヒアイスが直接の出会いやラインハルトが仕掛けたクーデターの前兆が描かれました。 フレデリカのパパがクーデターを企てていたのには驚きですね。 しれっとフォークが混ざっていましたので失敗フラグが…。 どうしてグリーンヒルパパはフォークを同志に引き入れたのかと疑問に思ってしまいます。 銀英伝では階級がコロコロ変わるので、登場人物を覚えにくく戦いの名前も後から名前がつくので覚えにくいです。 書籍で読むならいいのですが、特にアニメからだとなかなか入ってきませんよね。 今回はそんな部分も補足していきたいと思っています。 エル・ファシルの戦いって? エル・ファシルの戦いとは フレデリカが子供の頃にヤンにサンドイッチとコーヒーを差し入れた名シーンのある戦いです。 同盟軍守備部隊が帝国軍と交戦中、帝国側に反転攻勢に出られてしまい、エル・ファシルまで撤退。 戦線を維持することができず、惑星エル・ファシルを巻き込むことになってしまい、増援を繰り返す帝国軍にエル・ファシルが墜ちてしまうという結果になった戦いです。 ヤンが初めて英雄として祭り上げられた出来事でもあり、民間人の脱出と保護の行方が第4話の『不敗の魔術師』で描かれました。 このとき司令官を務めていたのがアーサー・リンチです。 リンチって誰? エル・ファシルの戦いで民間人を放置して撤退した司令官です。 本人は同盟軍に救援を呼びに言ったと主張していますが、味方や民間人に事前の告知がなかったため嘘だと切り捨てられています。 その後、帝国軍に捕虜として捕まり、ラインハルトの命を受けてクーデターを起こすために救国軍事会議を煽ります。 グリーンヒルパパは何してたの? ドワイト・グリーンヒルは救国軍事会議に参加しクーデターの計画を練っていました。 彼がこの会議を組織したリーダーでもあります。 彼は娘が副官として仕えるのを喜んでしまうほど、ヤンのことを評価います。 しかしノイエ版ではこの会議には ヤンを時間に余裕がないという理由で積極的に引き入れようとはしていません。 ファークの「あんな男を同志に引き入れることはないでしょう」という発言に「感情的になってはいかん」と制し、ハイネセンの首都を陥落してから話合おうという姿勢をとっています。 またフォークの提案からイデルローンへ刺客を向けています。 ちなみに旧アニメ版などではヤンが戦闘後の態度のだらしなさから、失望しており幕僚として加えなかったとされています。 救国軍事会議って何? 『救国軍事会議』は本来の主義である「自由」と「民主主義」が政治的・軍事的にも 不敗した自由惑星同盟を憂う組織です。 ドワイト・グリーンヒルがリーダーとして設立したものですが、ラインハルトによって向けられた刺客のリンチによってクーデターを扇動されています。 憶測の入るところですが、リンチやフォーク、グリーンヒルなど軍内で失脚したものが多く参加しており、真剣に同盟を憂いているかはわかりません。 またロボスの副官として手綱を握り、軍部では次期統合作戦本部長になるだろうと目されていたグリーンヒルが、失脚した原因であるフォークを同志として迎え入れているところにやや不自然なところがあります。 グリーンヒルの人柄として会議は本当に腐敗した同盟を憂いて活動しているつもりなのかもしれませんが、他の者はそれぞれ違う作為がありそうです。 第15話の感想は以上です。
次の『銀河英雄伝説 Die Neue These』が、OP・EDを新たにし、4月6日よりNHK Eテレにて放送されることが決定。 銀河帝国Ver. ・自由惑星同盟Ver. 2種類の新規ビジュアルと、ラインハルトVer. ・ヤンVer. の2種の新規PVが解禁された。 『銀河英雄伝説』は、遙か未来の宇宙を舞台にしたSF小説。 数々のヒット作を生み出した人気作家・田中芳樹さんの代表作で、1982年に第1巻が刊行されて以来、本伝10巻、外伝5巻の大長篇小説として、累計1500万部のセールスを記録。 今なお増刷が続いている。 1988年からはアニメシリーズが本伝110話、外伝52話、長篇3作という圧倒的なボリュームで展開され、さらに多くのファンを獲得した。 そして、2018年4月、Production I. Gが改めて新作アニメーションとして 『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』(全12話)を制作。 そのセカンドシーズンとなる『星乱』(13話〜24話)も2019年に映画館でイベント上映。 新たな声優陣、最新の技術での艦隊戦、新たな解釈で描かれた本作は、『銀河英雄伝説』ファンのみならず、幅広いアニメファンに話題となった。 それぞれラインハルトとキルヒアイス、ヤンのみとなる新イラストはキャラクターデザイン菊地洋子さん描き下ろし。 物語が進むにつれて、移り行く各陣営の登場人物を描いていくデザインのシリーズイラストになっている。 PV PVでは、物語の中心となるラインハルトとヤンがフューチャーされ、なぜ彼らは軍人となり、戦うのか二人の相対する物語が描かれている。 ファーストシーズン『邂逅』オープニング曲・セカンドシーズン『星乱』エンディング曲に引き続き、NHK版新OP曲も手掛けることとなった。 ファーストシーズン『邂逅』ED曲以来のNHK版新ED曲を手掛ける。 【澤野弘之コメント】 再び『銀河英雄伝説 Die Neue These』のオープニングテーマとして楽曲制作できた事を嬉しく思います。 今回は信頼するmizukiさんをゲストボーカルに迎え、彼女の歌声のおかげで『Binary Star』、『Tranquility』とはまた違う力強く壮大な世界 観にして頂き、僕自身凄く思い入れ深い楽曲になりました。 ぜひ作品の世界と共に楽曲『CRY』のサウンド、mizukiさんの歌声を楽しんで頂ければ幸いです。 そして、『銀河英雄伝説 Die Neue These』の一視聴者として僕自身も作品を楽しみたいと思います。 【mizuki(UNIDOTS)コメント】 今回、SawanoHiroyuki[nZk]プロジェクトを通じて『銀河英雄伝説 Die Neue These』に関わることができ、大変光栄に思います。 映像と楽曲『CRY』が重なった瞬間、心が沸き立つのを感じました。 この壮大な音楽と、詩と歌が、回を重ねるごとに作品とリンクしていく事を想像して、すでにわくわくしております。 澤野さんが生み出した、鋭くも切ない『CRY』。 この曲が『銀河英雄伝説 Die Neue These』のオープニングテーマとして皆様に愛されるよう心から願っております。 【ELISAコメント】 2018年に『銀河英雄伝説 Die Neue These』ファーストシーズン『邂逅』のEDとして『WISH』をリリースさせていただいてから2年。 再び素晴らしい作品とご一緒させていただけて本当に光栄です。 この度新EDテーマに起用いただいた『光の星』は、SIRAさんに作詞作曲をお願いし、新しいELISAを感じて頂ける楽曲となりました。 『銀河英雄伝説』の壮大な世界観を保ちながら、私の持てる力を出し切ったつもりです。 作品と合わせて思い思いに楽しんでいただけたら嬉しいです。 私も思う存分楽しみたいと思います。 STAFF: 原作=田中芳樹(東京創元社刊) 監督=多田俊介 シリーズ構成=高木登 キャラクターデザイン=菊地洋子 寺岡巌 津島桂 総作画監督=後藤隆幸 特技監督=竹内敦志 メカデザイン=竹内敦志 臼井伸二 常木志伸 オリジナルメカデザイン=加藤直之 制作=Production I. G 監修=らいとすたっふ 企画協力=キティエンターテインメント 撮影監督=荒井栄児 編集=植松淳一 企画協力=ROOFTOP 制作協力=徳間書店 製作協力=DMM pictures 製作=松竹・Production I. G 外部サイト.
次の「銀河英雄伝説」は原作は小説です。 小説版では本編(本伝)の他に外伝シリーズも展開されて行きました。 そしてその小説版が好評を博した為にまず劇場版が制作されました。 そしてその後にOVAにて本編(本伝)がリリースされて行きました。 しかしこのOVAでは小説版の外伝シリーズやオリジナルが一部含まれてもいます。 OVAにての本編(本伝)では 第1期が全26話 第2期が全28話 第3期が全32話 第4期が全24話 で計110話となっています。 そしてその後にOVAにて外伝シリーズが制作されました。 これらには小説版未収録作品やオリジナル作品も含まれます。 第1期が全24話 第2期が全28話 です。 一応説明すると、 この「銀河英雄伝説」には2大勢力があります。 「銀河帝国」と「自由惑星同盟」です。 「銀河帝国」には「ラインハルト」 「自由惑星同盟」には「ヤン・ウェンリー」 というタイプの違う英雄的な主人公がいます。 外伝シリーズは、 「銀河帝国」側エピソードとして「ラインハルト」が、 「自由惑星同盟」側エピソードとして「ヤン・ウェンリー」 が、まだ階級が低かったり、まだ無名だった若き日の活躍のエピソードなどが描かれています。 つまり 劇場版と外伝は本編(本伝)の前日譚中心のエピソードとなっています。 劇場版や本編(本伝)は「石黒昇」さんが総監督や監督を務めていた事から、 それらの「銀河英雄伝説」は通称「石黒版」と言われています。 先の「石黒版」の製作スタッフを一新して制作されたものです。 NHKEテレ放送時にはオープニングとエンディングのシーンの曲を新しくなっています。 今作の「~Die Neue These~」の良い点は映像が非常にきれいな事です。 またこの作品の売りである大艦隊同士の激しい戦闘シーンも美しい映像に興奮させられます。 最新のCGでリメイクされた「銀河英雄伝説」はとにかくその美しさが魅力的なのです。 全12話です。 先に書いた通り、今回はオープニングとエンディングのシーンは変更されますが、参考までに2018年の放送時の物です。 (計全12話) 今回のNHKEテレ放送時には、うれしい事にこれら第1期の全12話と劇場版の全12話の計24話の放送が予定されています。 また、これは個人的な感想ですが、 今作の「~Die Neue These~」は、映像はきれいですが欠点もまた見受けられます。 「石黒版」は本編全110話にて壮大な原作の魅力を見事に描き抜きました。 ですから人間関係やその登場人物たちの心の動きや想い、事件の起きた背景・経過を丁寧に描いていました。 ところが 「~Die Neue These~」では話数が少ない事もありますから少し展開が早すぎて、映像の派手さや美しさを強調するあまりの戦闘などのシーンは良いのですが、登場人物たちの魅力を伝えきれているかというと少し物足りない気もします。 また物語のその速い展開に合わせる為に少し強引な設定変更も目につきます。 それとこれは光と影の部分ですが、 「~Die Neue These~」ではその美しい映像が行き過ぎて登場人物たち(特に男性 がみんな超イケメンぞろいのイケメンパラダイスになってしまっています。 イケメンでなかった人物がイケメンになるは、イケメンになりすぎた為に年齢が必要以上に若返っている人物もいます。 というか「石黒版」に比べて人相が全くの別人になってしまっている人達もいます。 ただし作品的にも作画的にも古いので、昔のアニメの作画映像が苦手という人にはあえてお勧めはしません。 派手さや美しさを観たいのなら「~Die Neue These~」から視聴すればよいです。 それでは最後に 「銀河英雄伝説」は宇宙を舞台にしたの壮大な物語です。 人類は宇宙を高速で移動できる技術(ワープみたいなもの)を手に入れた為に壮大な宇宙の各地の星々に移住しました。 ちなみにその中で地球は人類発祥の地という以外は意味が無く、物語の中盤~後半に登場してくるカルト教団「地球教」教徒がいる位で「辺境の星」の1つに過ぎません。 そしてやがて人類は宇宙に広大な星域国家勢力を築き上げていました。 しかし長年を経るとやはり衰退と堕落と腐敗がはびこって来ました。 そんな中ある時、その星域国家勢力の宇宙艦隊の指揮官に宇宙海賊討伐などで功績をあげていた人物が現れ、彼は国民たちから人気があり支持されていました。 そしてやがて彼は国民の人気と支持を背景にクーデターにて政権を奪取。 自ら『銀河帝国」の皇帝となりました。 しかしやがて彼は極端な政策をとるようになります。 例えば、 「病人や老人は社会保障費を増大させるだけだから、罪人として収容所に送るか死刑にする。 」 といった具合です。 しかし絶対的権力者となった皇帝の前には数々の反乱は成功しませんでした。 しかしやがてその皇帝も高齢の為についに死去。 そしてそれを機に各地で反乱が起きましたが、先の皇帝の娘婿と盤石の官僚制度体制により反乱は完全に鎮圧されて、反乱者たちは全て辺境の氷の惑星に送られて一生強制労働させられる事となってしまいました。 ところがやがて、 その辺境の氷の惑星に送られた「ハイネセン」という若者をリーダーとして辺境の氷の惑星の囚人たちは密かに氷の宇宙船を作り上げて氷の惑星からの脱出に成功しました。 一方、氷の惑星の帝国収容所の責任者たちは責任逃れの為にこれを隠蔽。 囚人たちは皆、病気や尋問(拷問)により死亡したと報告していたのです。 そして帝国の歴史上、「ハイネセン」たち一行はやがて長い歴史の中で忘れ去られた存在となって行きました。 ところが…。 「ハイネセン」たち一行は、途中で事故でリーダーの「ハイネセン」が死亡し、副リーダーも過酷な旅の為から両目を失明するという困難に遭遇しながらも、ついに人類が移住・生活可能な惑星へとたどり着いていたのです。 彼らはその惑星を失ったリーダーの名前を冠して惑星「ハイネセン」と名付けました。 そしてやがて気の遠くなるような年月を経て、彼らはまた別の星々にも勢力圏を広げて「自由惑星同盟」として広大な星域らで繁栄していたのです。 そしてそれはまたやがて気の遠くなるような年月を経てた後、 ついに「銀河帝国」と「自由惑星同盟」はその勢力圏が接したのです。 そしてそれ以来、2つの勢力はいつ果てるともわからない戦争を続けていたのです。 しかしここで判明したのは、2つの勢力はそれぞれ相手勢力へと進撃しようとすると結局2つの航路しかなかったのです。 そしてそのうち1つはその航路に表面上は中立で自治運営している「フェザーン」という商業惑星があるので事実上作戦行動ができません。 しかし残りの唯一の航路にもやがて「銀河帝国」が「イゼルローン」という人口の要塞惑星を築いたので両勢力は長年に渡り泥沼の膠着状態を続ける事となってしまいました。 やがてこのような 「どいうにかしたいがどうにもならない」 という状態が長年続いていた中、奇しくも2つの勢力にそれぞれ同時に英雄が出現することとなるのです。 そしてそれにより「銀河英雄伝説」の物語が大きく動き出すのです。
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