妊娠 高血圧 症候群。 妊娠高血圧症候群について

妊娠高血圧症候群は合併症が怖い…赤ちゃんへの影響も!

妊娠 高血圧 症候群

妊娠高血圧症候群は妊娠中に治ることはありませんが、出産後しばらくすると症状が改善します。 妊娠高血圧症候群になる原因とは 原因については様々な研究が進んでいますが結論が出ていません。 最近の研究では、母体から胎児に酸素や栄養を補給する胎盤がうまくできないため、胎盤で様々な物質が異常に作られ、全身の血管に作用し病気を引き起こすのではないかと言われています。 妊娠高血圧症候群と塩分 過度にカロリーや塩分をとりすぎると妊娠高血圧になりやすくなりますが、直接的な原因とはいえません。 極端なカロリー制限や減塩はかえって危険なので控えましょう。 1日当たり10g以上の塩分を取らない様に気を付けることが大切になります。 重症化すると重篤な合併症を引き起こす可能性があります。 溶血( Hemolysis)肝酵素上昇( Ele-vated Liver enzymes)血小板減少( Low Platelets)を主徴とする症候群のことをいいます。 主に妊娠後期に発症し、分娩前が70%、残り30%は分娩後48時間に発症します。 高血圧か蛋白尿から始まり、半数以上で全身浮腫が認められます。 治療を行わないと血液が固まりにくくなったり、全身の臓器に障害が起こり重篤な状態になる可能性があります。 症状としては、上腹部に痛みが発します。 夜間に起こる頻度が高いです。 急激な体重増加や蛋白尿が認められた場合、経過観察の頻度を増やし、速やかに血液検査をするなどして、早期に発見がすることが大切になります。 胎児への影響 妊娠高血圧症候群が発症すると子宮や胎盤で血流が滞りがちになり、胎児が栄養不足や酸素不足になる可能性があります。 ・胎児発育遅延 ・胎児発育不全 ・常位胎盤早期剝離 ・胎児胎盤機能不全 ・胎児仮死 ・胎児死亡 妊娠高血圧症候群が発症した場合、胎児の様子を確認する測定や検査が行われます。 超音波による胎児計測や尿中と血中のホルモン測定による胎児胎盤機能検査、分娩監視装置におる胎児心拍連続監視になります。 妊娠高血圧症候群になりやすい人 ・多胎妊娠 ・高血圧 ・腎臓病 ・糖尿病 ・肥満 ・高齢妊娠 ・初産婦 ・甲状腺機能異常 ・家族に高血圧の人がいる ・以前に妊娠高血圧症候群になったことがある妊婦 妊娠高血圧症候群の治療方法 安静と 食事療法 (症状によっては降圧薬や鎮静剤などの薬物療法を行う場合があります。 ) 妊娠高血圧症候群と診断され自宅安静を指示されたら、なるべく横になるようにして無理をしない生活を過ごしましょう。 食事療法としては、減塩・高たんぱく・低カロリーを心がけ、脂質や糖分にも気をつけましょう。 自宅で安静にすることが難しい場合や重症の場合は入院が必要になります。 妊娠高血圧症候群対策 ・早期発見早期治療のため、定期的に診察や検査を受ける。 ・栄養バランスの整った食事がとれるように食事管理をする。 (減塩、低カロリー、高たんぱくの食事を心がける) ・体重管理(急激に体重が増加しないように気を付ける) ・安静と休養をしっかりとり、リラックスできる時間と十分な睡眠時間をとる。 ・過労や過度なストレスを避ける。 妊娠高血圧症候群の出産 母体や胎児の安全の為自然分娩(経腟分娩)ではなく帝王切開分娩になる可能性が高くなります。 また、母体や胎児に危険性があると判断された場合は、正期産を待たずに帝王切開術で娩出します。 血圧のコントロールができていて胎児の状態も良く子宮口が十分に柔らかくなっている場合は、分娩を誘発し経腟分娩をすることも可能ですが、経腟分娩を試みても母体や胎児の状態により緊急帝王切開術に切り替わることもありますので、担当医師と相談し進めていくことをおすすめします。

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妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)の治療法・後遺症 [婦人病・女性の病気] All About

妊娠 高血圧 症候群

産婦人科専門医。 長門クリニック勤務。 女性特有の月経や更年期にまつわる悩みの助けとなること、また、妊娠出産期を安心安全に過ごすお手伝いすること、を念頭に置いて日々診療しています。 妊娠するとつわりが起きたり、便秘や下痢になりやすくなったり、お腹が大きくなって腰痛になったりと、体調が大きく変化します。 「妊娠高血圧症候群」も妊娠中に見られるもので、母体や胎児への悪影響もあるため、慎重に対処する必要があります。 今回は妊娠高血圧症候群とはどういうものか、その原因や症状、治療法などについてご説明します。 妊娠高血圧症候群とは?妊娠中毒症と同じ? 妊娠高血圧症候群とは、妊娠中に何らかの原因で高血圧になるか、高血圧に加えて蛋白尿が出る病気の総称です。 ちなみに、一昔前は「妊娠中毒症」と呼ばれていました。 関連記事 妊娠高血圧症候群の症状は?合併症もあるの? 妊娠高血圧症候群は、「症候群」という名前のとおり、様々な病気の総称です。 代表的な疾患のうち、「妊娠高血圧」であれば高血圧のみが症状として現れ、高血圧による頭痛やめまいが起こることもあります。 また、特徴的な自覚症状としては「むくみ」があります。 妊娠高血圧よりも危険度が高い「妊娠高血圧腎症」の場合、高血圧だけでなく蛋白尿が出るようになります。 症状が進行すると合併症を起こすこともあり、ママとお腹の赤ちゃんへの負担が大きくなります。 妊婦健診で血圧や蛋白尿を調べることは、妊娠高血圧症候群を早期発見するという意味でも大切なので、妊婦健診は定期的に受けるようにしましょう。 重症度 高血圧や蛋白尿の程度によって、重症・軽症に分けられます。 原則として、重症であれば入院管理となりますが、軽症の場合は入院せずに経過観察となることもあります。 妊娠週数 一般的に、重症の妊娠高血圧症候群で、胎児が十分に成熟していれば分娩が選択されますが、妊娠34週未満の場合、まだお腹の中にいた方が安全と判断され、妊娠の継続が検討されます。 母体と胎児の状態 母体の状態が悪化していたり、合併症が起こっていたり、胎児機能不全が見られたりと母子ともに危険な場合、妊娠を中断します。 関連記事 妊娠高血圧症候群の治療法は?薬や食事療法が必要? 妊娠高血圧症候群を根本的に治療するには、妊娠を中断してすぐに分娩を行います。 しかし、一般的に妊娠34週未満で、お腹の赤ちゃんが未熟なときは、できる限り妊娠を継続して分娩タイミングを判断する必要があります。 緊急性を要しない軽症の段階であれば、安静にしてストレスを避ける生活を送りつつ、食事療法を行います。 関連記事 妊娠高血圧症候群の治療で入院が必要? 妊娠高血圧症候群が重症と判断されたら、入院管理が必要です。 食事療法と薬物療法を行いながら、慎重に状態を管理していきます。 ただし、妊娠何週でどのような対応をするのかは、個々の症状にあわせて慎重な検討が必要です。 万が一、症状が進行した場合に備えて、事前に医師と治療方針について相談し、夫婦で話し合っておきましょう。 しかし、前述したように肥満や高血圧はリスク要因と考えられているため、普段から健康的な生活を心がけることが妊娠高血圧症候群の予防には大切です。 栄養バランスの取れた食事を心がけ、日々のストレスをうまく解消し、適度な運動と十分な睡眠をとるようにしてください。 そのうえで、妊娠中に頭痛や急激な体重増加などが見られた場合は、早めに病院を受診しましょう。

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妊娠高血圧症候群についてなりやすい人や母体・胎児への影響、治療法、気を付けることなどについてのご紹介

妊娠 高血圧 症候群

妊娠高血圧症候群とはどんな病気なの?その定義とは? 日本産科婦人科学会では、妊娠したことが原因で起こる高血圧で、妊娠20週以降、産後12週までに高血圧を発症した場合、または高血圧に蛋白尿を伴う場合を「妊娠高血圧症候群」と定義しています。 さらに、妊娠32週未満で発症した場合は「早期型」と呼ばれ、重症化しやすいため注意が必要です。 妊娠前から高血圧と診断されている場合や、妊娠20週未満に発症した場合は高血圧合併妊娠と呼ばれ、妊娠に伴うものではなくもともと高血圧を持っていた方が妊娠したと考えられ、妊娠高血圧症候群とは区別されます。 以前は妊娠中期以降に高血圧、蛋白尿、むくみなどがあらわれる病気を妊娠中毒症と呼んでいましたが、高血圧が認められる場合に焦点をしぼり、妊娠中毒症という病名を廃止して2005年より日本産科婦人科学会が「妊娠高血圧症候群」という病名を採用しました。 妊娠高血圧症候群の診断基準 収縮期血圧(上の血圧)が140mmHg以上、または拡張期血圧(下の血圧)が90mmHg以上、あるいはその両方の場合が診断の目安です。 収縮期血圧が160mmHg以上、もしくは拡張期血圧が110mmHg以上になると重症と判断され、基本的に入院となります。 妊娠高血圧症候群は、まれに突発的に血圧が上がって発症することもありますが、兆候がある場合がほとんど。 妊婦健診で行われる血圧測定と尿検査は、早期発見のための大切な検査です。 妊娠高血圧症候群という診断にいたらなくても、初めから血圧が高めの人や健診のたびに少しずつ上がってきている場合には、医師から自宅で朝晩血圧を測るよう指示が出ることもあります。 妊娠高血圧症候群になるのはなぜ?その原因とは 妊娠高血圧症候群は、妊婦の約20人に1人の割合で起こりますが、なぜ発症するのかのはっきりとした原因はわかっていません。 妊娠高血圧症候群を発症しやすいのはこんな人 妊娠高血圧症候群の原因はわかっていませんが、発症しやすいのは以下のような条件に該当する人です。 また、15歳以下でも危険度は高まります。 自覚症状は頭痛やめまい。 軽症だと自覚症状がないことも 自覚症状としては頭痛やめまいがあげられますが、重症化していても気づかず妊婦健診で発見されるといったことも少なくありません。 不安要素がある人は、自宅で血圧を測ることをおすすめします。 また、頭痛やめまいの症状が出るときは同時に血圧も高くなるため、そのような場合には医師に相談するとよいでしょう。 妊娠高血圧症候群と診断されたときの治療法は?食事療法が基本?薬や入院は必要? 一度、妊娠高血圧症候群を発症すると、出産するまで治りません。 血圧が上がらないように日常生活を管理し、できるだけ長く赤ちゃんをおなかで育てられるようにします。 軽症の場合には安静が第一に、1日の塩分摂取量の目安を7~8gとしてオーバーしている場合には減塩&低カロリーの食事を心がけ、経過を観察していきます。 重症の場合には、母体や胎児に合併症を引き起こす可能性があるため、原則として入院となり薬を投与して管理します。 [ページ区切り] 重症化したことで引き起こされる合併症とは? 妊娠高血圧症候群の軽症、重症にかかわらず起こる可能性のあるけいれん発作(子癇)のほか、脳出血やHELLP症候群、常位胎盤早期剥離などを引き起こすこともあります。 妊娠高血圧症候群の人がやっていいこと、悪いこと 妊娠高血圧症候群と診断されてしまったら、安静と食事療法が基本。 では、日常生活ではどこまでOKで、どんなことはNGなのでしょうか。 リラックスする程度ならOKですが、長時間入るのはやめましょう。 重症の場合は入院になることが多く、仕事はお休みです。 同様にお惣菜も控えたいところです。 自炊で栄養バランスのとれた食事をしましょう。 重症の場合、入院中の散歩も制限されます。 妊娠高血圧症候群と診断されたらお産は帝王切開になってしまうの? 妊娠高血圧症候群と診断され、たとえ重症であっても必ずしも帝王切開になるとは限りません。 医師が妊婦の状態を総合的に判断して、普通のお産ができるのか帝王切開をするかを検討することになります。 妊娠高血圧症候群は出産すると治る? 産後の体に影響は? 妊娠高血圧症候群は妊娠にまつわる病気のため、出産をすれば産後12週までには治ります。 産後12週を過ぎても血圧が戻らない場合には、高血圧を発症していないか、他の病気がないかどうか内科を受診して詳しく調べましょう。 また、妊娠高血圧症候群を発症した人は、将来、高血圧や生活習慣病になりやすいことがわかっています。 産後も引き続き、食事などの健康管理に気をつけていきましょう。 妊娠高血圧症候群にならないための予防法は? 妊娠高血圧症候群は原因がはっきりしていないことから、予防法も確立されていないのが現状です。 しかし、肥満や高血圧がリスクを高めるとわかっているため、食べすぎによる急激な体重増加や塩分のとりすぎを避けることが予防につながります。 妊娠高血圧症候群になった先輩ママの体験談 ある日、上の血圧が150を超えた! 高血圧の傾向があり、先生からは「毎日計測して、上が150を超えたらすぐに連絡しなさい」と言われていました。 ある日そのラインを超え、そのまま即入院になりました。 双子の妊娠で妊娠高血圧症候群に おなかのベビーは双子。 妊娠が進むにつれ、血圧がぐんぐん高くなっていきました。 そして、8ヶ月のとき入院&絶対安静に。 なんとか臨月までもたせて、帝王切開で出産しました。 ストレスをためすぎたかも…… 仕事が忙しくて、いつも睡眠不足。 無理を重ねていたら妊娠高血圧症候群と診断されてしまいました。 赤ちゃんに悪かったと反省しました。 妊娠高血圧症候群は、重症化すると合併症を引き起こす怖い病気です。 普段からストレスを減らして、適度な運動と栄養バランスのとれた食事を心がけましょう。 自覚症状があまりないことから、しっかりと妊婦健診を受けることも大切です。 また、経産婦よりも初産婦の方が発症する確率は高いものの、2回目以降の妊娠でも発症することはあります。 特に子育てをしていると、子どもを優先にしてママは無理をしてしまいがちなので、なんとなく頭が痛い、めまいがするなどと感じたときには、早めに病院へ相談をすることをおすすめします。 参考文献等: 日本産科婦人科学会 日本妊娠高血圧学会.

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