ミサイル 艇 はやぶさ。 犬鷲型哨戒艇type

はやぶさ (ミサイル艇)

ミサイル 艇 はやぶさ

(軍事専門誌ライター) 【まとめ】 ・海自はミサイル艇を廃止する ・ミサイル艇は80年代には時代遅れとなっていた ・むしろ90年代以降の整備が誤りであった 【注:この記事には複数の写真が含まれています。 サイトによっては全て表示されないことがあります。 その場合はJapan In-depthのサイトでお読みください。 】 防衛に関する長期計画が決定された。 昨年末に公表された中期防と防衛大綱がそれである。 前者は5年間、後者は10年規模の予算支出を示す。 まずは 政権党による買い物リストとみてよい。 それによりミサイル艇の廃止は決まった。 買い物リストには現用の 「はやぶさ」型ミサイル艇の更新計画はない。 高速魚雷艇を起源とし1号型から「はやぶさ」型に発展してきた 高速ミサイル艇の廃止が決まったのだ。 ミサイル艇はなぜ廃止されるのか? 保有価値は既に失われているためだ。 80年代以降の環境変化により ミサイル艇は過去の遺物となった。 まず主兵器の対艦ミサイルはその神通力を失っている。 また 軍艦に対して勝ち目はない。 そのうえ専用装備としての高速艇の必要性もなくなった。 その点で海自の廃止は妥当でありむしろ遅すぎる判断である。 その原因の第一は 技術的奇襲効果の消滅だ。 かつて対艦ミサイルは絶大な威力を誇っていた。 だが、その優位は 80年代に失われた。 結果、攻撃力をミサイルに依存するミサイル艇も威力を失ったのである。 70 年代までミサイル艇は強力な戦力であった。 搭載する対艦ミサイルは神通力を宿していた。 当時はまずは探知・迎撃ともに不能である。 一度発射されれば確実に命中する。 必殺の武器であった。 例えば1971年、第三次印パ戦争での戦果だ。 インド海軍によるカラチ襲撃ではたった1隻のオーサ級ミサイル艇が大戦果を上げた。 1晩に3隻の艦船を撃沈破したのだ。 しかし、神通力は80年代以降には消失する。 探知・迎撃技術が普及した結果である。 対策レーダや逆探知技術の進歩により対艦ミサイルの早期探知が可能となり、迎撃ミサイルや機関砲も対艦ミサイル迎撃機能を与えられた。 操作機構もシステム化により短期間対応が可能となった。 結果、対艦ミサイルは以前のような必殺兵器ではなくなったのだ。 写真)オーサ級ミサイル艇〈冷戦期ソ連で300隻近く建造された。 印パ戦争で無双したインド艇はそのソ連供与艇である。 これも 80年以降に生じた変化だ。 まずは第1で述べた対艦ミサイル防御技術が軍艦に普及した。 その上、普及型ミサイルの登場により 軍艦自身も対艦ミサイルを搭載した。 その結果である。 その影響は軍艦とミサイル艇の戦いをイメージすればわかりやすい。 軍艦は対艦ミサイル防御を備え、攻撃用に対艦ミサイルを搭載している。 ミサイル艇は対艦ミサイルだけを搭載している。 その両者が戦う状況である。 先に攻撃する側はどちらか?軍艦である。 レーダ能力は高くヘリも搭載している。 軍艦は距離200㎞でミサイル艇を探知できる。 対して ミサイル艇は距離100㎞でなければ探知できない。 互いに射程150㎞のミサイルを搭載してもミサイル艇は後手に回ってしまう。 ミサイル迎撃のチャンスがあるのはどちらか?これも軍艦である。 対空ミサイルや大砲、機関砲による迎撃、電波妨害やアルミ箔条散布で対艦ミサイルを無効化できる。 ミサイル艇はアルミ箔条散布程度しか実施できない。 圧倒的不利である。 命中しても沈まないのはどちらか?やはり軍艦である。 対艦ミサイル1~2発ではまずは沈まない。 また命中後に反撃もできるかもしれない。 対して ミサイル艇は1発命中で爆散する。 反撃の可能性はない。 たいていの状況で 軍艦はミサイル艇を圧倒するのだ。 実際に1986年のシドラ湾事件では米巡洋艦はリビアのミサイル艇を先制攻撃し圧倒した。 最近なら2016年のイエメンでの事例もそれを示唆している。 地対艦ミサイルとの交戦だが、米駆逐艦は即座に迎撃し陸上に反撃を加えている。 ミサイル艇では敵軍艦には対抗できない。 そのような時代となったのだ。 写真)米巡洋艦ノルマンディ〈米軍艦はミサイル艇を返り討ちにしている。 写真はUSSノルマンディ。 86年のシドラ湾事件で先制攻撃したUSSヨークタウンの同型艦である。 かつて対艦ミサイルはミサイル艇や大型爆撃機でしか運用できなかった。 それが 小型軽量化により各種の装備から発射可能となった。 専従装備のミサイル艇を整備する必要はなくなったのだ。 70 年代中期までは専用艇が必要とされた。 ミサイルは大型である。 普及型のスティックスでも全長6m、幅3m、重量2トンある。 既存艦艇には簡単に搭載できない。 また実用射程も40㎞未満と短い。 攻撃時には接近せねばならず、そのために敵を翻弄できる時速70㎞以上の高速性能が期待された。 手っ取り早い解決法は専用艇の建造であった。 だが、ミサイルの小型化により状況は変化した。 70年代後半に登場したミサイル、エグゾゼやハープーンは収納状態で直径50㎝以下となり重量も600キロ程度まで減少した。 既存軍艦の空所に設置可能であり、あるいは既存のランチャーでも発射可能だ。 射程も100㎞を超えている。 無理に攻撃位置につく必要もなくなった。 なによりも 戦闘機やヘリ、トラックに搭載できるようにもなった。 それによりミサイル艇の必要性は大きく減じた。 ミサイル射程の延伸もあり「沿岸部や海峡防衛ならそれで充分」と判断されたのだ。 写真)ペンギン〈対艦ミサイルは多手段で発射できるようになった。 たとえば米海軍はペンギン・ミサイルをヘリ運用している。 ミサイル艇よりも高速であり攻撃の自由度は高い。 しかもそれは 80年代には明らかであった。 実際に ミサイル艇の整備中止も始まっている。 例えば米海軍はペガサス級水中翼ミサイル艇の建造は 80年で取りやめた。 完成した既存艇も 90年代初頭に退役させた。 伊海軍も同様である。 小型の水中翼ミサイル艇の建造を取りやめ、やはり 90年代に既存艇を廃止した。 だが、 90年代以降にミサイル艇の建造を始めた。 冷戦終結以降のことだ。 それも各国でいまなお残る多用途型ではない。 高速性能をもった攻撃専従艇、 一番使いにくいタイプを建造したのだ。 それからすれば中期防・大綱での整理は当然の話である。 本来は建造すべきではない戦力であった。 トップ写真)「くまたか」〈ステルス性を重視し時速80kmを超える高速艇である。 だが後継はなく艦種ごと廃止される見込みである。 〉 出典).

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ミサイル艇「はやぶさ」型・PG Hayabusa Class

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おっと、このニュースは見逃していたな。 今年初の「お笑い韓国軍」のネタである。 えーっと、これ、ブログでは初登場である。 犬鷲型哨戒艇バッチ2 型遅れの高速艇 えーっと、当ブログで取り扱っていたのは、として紹介している艦船の、前級と位置づけられる船の後期型(バッチ2)である。 詳しくはこちらを見て欲しいのだが、は、トラブル続出で必ずしも上手くいっていない。 そもそも、ミサイル艇というのは日本の海上自衛隊も保有はしているが、その有用性は現在では失われてしまっている。 記事では80年代に失われたとされていて、世界のトレンドではこの手の高速艇というのは積極的には作られてはいない。 しかし、韓国のは2008年に就役し、対北朝鮮の船としては主力と目されている艦のうちの1つである。 つまり、は登場した段階で型遅れの船であったというわけだ。 が、今回登場した犬鷲型哨戒艇バッチ2は、前級の改造型という位置づけの船である。 さて、最初の艦が登場したのが2017年のことだ。 この新型哨戒艇(PKG-B:PKMR)は、と一緒に運用する予定になっていて、初代の犬鷲型哨戒艇と差し替えていく予定だと言われている。 割と小型の船で、ホルホルするには能力的に足りない感じだったので、大々的に扱われなかったのでは無いかと思う。 オドロキのスペック さて、ではどんな船なのかちょっと見ていこう。 この300トンの高速パトロール船は、RoK海軍のチャムスリ級パトロール船に取って代わります。 チャムスリIIクラスとも呼ばれるPKX-Bは、130 mm誘導ロケット、76 mm海軍砲、K-6遠隔制御兵器システム(RCWS)、および韓国の戦闘システムで武装しています。 おとりランチャーが装備されています。 この船は300tクラスの小型船艇で、割と大型の装備を備えている模様。 この記事が出ている時点で16隻納入予定というから、それなりに使い勝手の良い船であるという風にも理解出来る。 価格は4隻で2460億ウォンということらしいので、1隻あたり660億ウォンという感じだろうか。 小型の割には結構高いな。 重武装なのが理由だろうか? ただ、気になるのはこちら。 300トン近くのフル排気量とウォータージェット推進により、PKX-Bは40ノットの速度に達することができます。 おいおい、尹永夏級ミサイル艇で失敗したウォータージェット推進を備えているじゃねーか!問題は解決したんだろうな?• 130 mm誘導ロケット砲(ハンファの提供する130mm誘導ロケットランチャーであるとされている)• 76mm海軍砲(62口径76mm速射砲の事だと思われる)• K-6遠隔制御兵器システム(RCWS)• 韓国の戦闘システム と、この辺りを備えていると書かれているが、イマイチハッキリした事は分からないな。 が、随分と重武装な印象を受ける。 速射砲をぶっ放したらひっくり返るんじゃ内かな?? 対北朝鮮特化型 そして、こと韓国において、この手の小型高速艇は使い勝手が良いと思われる。 まず、韓国沿岸はわりと浅瀬が多いために大型の船を運用することが不利であること、次に北朝鮮は小型船舶が多いために、高速で追えるタイプの船の方が都合が良いこと、そして、韓国の技術で海戦用の航空兵器を多数用意する事が困難なこと。 レーダー技術やミサイル誘導技術に不安があるため、陸上からの攻撃では迎撃が難しい局面があること、などなど韓国故の事情があるのだ。 そんな訳で、韓国にとっては対北朝鮮特化型の高速艇を用意することは、ソレほど不思議な話ではないのだとは思う。 ただ、大戦略的に考えると、ソレで果たして良いのか?というのは気になるところだ。 何しろ、韓国海軍は人手不足で悩んでいるので、そもそも乗組員を増強することが難しい。 今回の場合は旧型からの更新ということで、当面の船員確保は難しくないかも知れないが、長期的に見ると、そもそもこの戦略を維持することは厳しいだろう。 レーダー技術を磨いて陸上に迎撃用のミサイルを配備した方が良いんじゃ無いかと。 まあ、この手の判断は基本的には韓国軍の自由なのだが、しかし現状の韓国経済を考えると、このクラスの船を多数発注するというのは、寧ろ軍事的な理由ではなくて造船会社への支援だったのではないか?という疑いが強いんだよね。 そうで無ければ、船に拘る理由はよく分からない。 よっぽど韓国海軍の航空戦力を強化し、そのプラットホームとなる基地や強襲揚陸艦、或いはヘリ空母の強化をやった方が良いのでは無いかという気がするよ。 韓国の哨戒艇の形式説明ですが、非常にわかりにくいので、整理しました。 現在配備中+建造中の哨戒艇は、以下の3級のようです。 木霊さん、おはようございます。 >そもそも、ミサイル艇というのは日本の海上自衛隊も保有はしているが、その有用性は現在では失われてしまっている。 記事では80年代に失われたとされていて、世界のトレンドではこの手の高速艇というのは積極的には作られてはいない。 日本が廃止を決めたPGミサイル艇(はやぶさ型)の引用記事ですが、1999年に建造決定となった最大の理由「能登半島沖不審船事件」に触れていませんね。 海保が発見し追跡の結果、海自に初の海上警備行動が発令されたのに取り逃がした痛恨の事案ですので、これ抜きには片手落ちだと思います。 つまり、時代遅れとはいえ対北朝鮮不審船対策の為やむ負えず6隻建造したと思っていいますが、後継はいきなり3900t級のFFM護衛艦の様です。 加えて護衛艦に含まれない1000~1500t級哨戒艦が計画されていますので、そのスペック次第で日本の沿岸防衛の全容が見えてくると思いますね。 とはいえ、ご指摘の通り世界の潮流から時代遅れの艦種で、ミサイル艇はノルウェーなど北欧の海洋国家だけが200~300tクラスで沿岸哨戒用に運用している様です。 そんな中で特化されるのが台湾の自称「空母キラー」、沱江級(570t級)はコルベット分類とはいえミサイル艇であり各国の事情では生き残る感じもします。 脆弱な台湾海軍ならではなんでしょうけど、支那牽制の穴を埋める為に12隻建造予定とか。 南朝鮮の犬鷲型ミサイル艇は台湾の沱江級近いウォータージェット推進・排水量・装備なのに、type-IIをダウンサイジングせざる得なかった理由は何か必ずあるはず。 >この船は300tクラスの小型船艇で、割と大型の装備を備えている模様。 なのに...、ご紹介頂いた記事・画像を見ると、僕の様など素人でも危なっかしい感じがして心配ですねェ~。 (冷笑) 「はやぶさ型」のスペックだけには負けたくないって、いつもの悪い癖が出てるんじゃないかなァ~。 (冷笑) >随分と重武装な印象を受ける。 速射砲をぶっ放したらひっくり返るんじゃ内かな? マジでそう心配しちゃいます。 無理にミサイル艇にしないで速射砲とRWSを主武器にしても、北朝鮮の小型艇には対抗可能と思いますし単純に哨戒艇とした方が良かったと思いますね。 まあ、僕としては新たなお笑いネタ提供してくれればそれでいいんですけどね。 そしてご指摘通り、黄海や日本海側に出てくる北朝鮮の小型船対策は、哨戒ヘリ&地対艦ミサイルの充実が先だと思いますね。 まあ、基本の監視衛星・レーダーはもちろん短距離索敵レーダーも怪しい感じで、お粗末なんで道は険しいんでしょうけど...。 (爆笑) マスメディア反乱軍様 >後継はいきなり3900t級のFFM護衛艦の様です。 >加えて護衛艦に含まれない1000~1500t級哨戒艦が計画されていますので、 調べて見ましたが、3900tFFM護衛艦は、あぶくま級DE(基準排水量:2000t などの代替として配備され、艦齢延伸措置を実施したあぶくま級をもって、はやぶさ級を代替する感じですね(あぶくま級も6隻)。 で、あぶくま級の退役に合わせて、1000~1500t級哨戒艦を建造する感じです。 >南朝鮮の犬鷲型ミサイル艇は台湾の沱江級近いウォータージェット推進・ >排水量・装備なのに、type-IIをダウンサイジングせざる得なかった理由は >何か必ずあるはず。 犬鷲型ミサイル艇は浦項級コルベット(ポハンきゅうコルベット、基準排水量950t の任務の一部を肩代わりする目的もあるようなので、大鷲型哨戒艇の置き換えとしてはオーバースペックと考えているのかもしれません。 あるけむさん、レスありがとうございます。 >調べて見ましたが、3900tFFM護衛艦は、あぶくま級DE(基準排水量:2000t などの代替として配備され、艦齢延伸措置を実施したあぶくま級をもって、はやぶさ級を代替する感じですね(あぶくま級も6隻)。 基本はあぶくま型と掃海艇の代替えなんでしょうから、純粋にははやぶさ型の代替えではなく1000~1500t級就役までの繋ぎって感じかな。 >で、あぶくま級の退役に合わせて、1000~1500t級哨戒艦を建造する感じです。 その建造数によっては将来FFM型が護衛隊群に編入されるかも? もしくは地方配備部隊を鹿屋・下関あたりに2~3部隊追加するとか? いずれにせよ対支那&南北朝鮮への備えの強化の為、護衛艦隊の有効な武器となって欲しいもんです。

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【防衛最前線(39)】海自の“不審船キラー”はやぶさ型ミサイル艇 夜間も時速80キロで猛追尾 でも乗り心地は… (1/2ページ)

ミサイル 艇 はやぶさ

1号型ミサイル艇 フォイルボーン中のミサイル艇1号 艦級概観 艦種 建造期間 1991年 - 1995年 就役期間 1993年 - 2010年 前級 次級 性能諸元 基準:50 満載:60トン 全長 21. 8 m 水中翼降下時 全幅 7. 0 m 水中翼除く 深さ 3. 5 m 吃水 1. 4 m 艇走時 機関 翼走用推進、1軸推進 製 (5,000) 1基 艇走用推進、スクリュープロペラ1軸推進 製6BD1TC (180PS) 1基 速力 最大46 航続距離 400 40kt巡航時 定員 11名 武装 1門 連装発射筒 2基 対水上捜索用 1基 航海用 1基 電波探知装置 6連装発射機 2基 1号型ミサイル艇(いちごうがたミサイルてい、: PG-821 class guided-missile patrol boats)は、が運用していたの艦級。 海自初のミサイル艇として、度計画で2隻、度計画で1隻が建造された。 建造費は1隻あたり66億円(度計画艇)。 来歴 [ ] 海上自衛隊では、局地防衛兵力としてを配備してきた。 その後、よりも優れたとしてが台頭してきたことから、のにおいて艦対艦ミサイル装備艇の導入が計画された。 このときの計画では、魚雷のみを装備したと、魚雷と艦対艦ミサイルを併載した160トン型PTLを3隻ずつ建造する予定であった。 また同時に、最大50ノットの速力を発揮できる全没型として、180トン型PTHの研究開発も予定されており、こちらはポスト4次防での実用化が目標とされていた。 しかし、のに伴う OPEC 各国の原油価格値上げに端を発したによる物価高騰の直撃を受け、防衛予算の枠内で予定隻数を達成することは不可能となり、4次防の建艦計画は大混乱に陥った。 これを受けて180トン型PTHの研究開発は未着手に終わり、また魚雷艇の建造計画も縮小されて老朽更新分の2隻のみが建造されることになり、艦対艦ミサイル装備の艇は実現しなかった。 その後、のにおいて、再度ミサイル艇の整備が計画された。 この際には、による詳細な検討が行われ、・・に6隻ずつを配備するという基本計画が策定された。 これは、運用コンセプト上、1つの目標に対してミサイル艇2隻で1つのチームを組み、大規模な目標に対しては2チーム4隻で対処する計画であったことから、地方隊ごとに4隻ずつを稼動状態に置くために所要の隻数として算定されたものであった。 これに基づき、まず61中期防の最終年度にあたる度計画で1チーム分2隻が建造された。 その後、ので4隻の追加建造が予定されたが、のとで2隻に削減された。 更に、このうち度計画の1隻のみが確定とされ、残る1隻は平成6年度以降のオプションとされた。 設計 [ ] 伊海軍スパルヴィエロ級 本級の最大の特徴が、の採用である。 が配備していたから技術を導入しているが、これはもともと、の社がの依頼で開発した「」(旅客型は)に源流を有するものであった。 船体設計はほぼスパルヴィエロ級が踏襲されており、艇体は耐水の、上部構造物は板厚が薄いことから約15,000本のアルミリベットによる鋲接構造とされている。 水中翼はステンレス製の全没構造で、前1枚・後2枚の配列とされており、前翼のタブ()を動かして操舵を行う。 旋回時は、自動コントロール装置によって傾斜角約10度のバンクド・ターンを行うことで、遠心力による乗員への影響を軽減していた。 なお、後述のとおり装備面ではタイプシップとは大きく異なることもあり、重量・重心位置の制約は非常に厳しく、グラム単位での重量管理が行われた。 主機関は海上自衛隊独自のものとなっている。 水中翼艇であることから、翼航走(フォイルボーン)時と艇体航走(ハルボーン)時の2種類の推進装置を備えていた。 翼航走時は、主機関としては(が)によって、300CDW型器1基を駆動していた。 このウォータージェット推進器のための吸水口は後部水中翼の下端に設けられており、ここから吸い上げられた海水はウォータージェット・ポンプによって加速されて、マスト直下の船底にある2ヶ所の開口から噴出された。 このスクリュープロペラは、翼航走時には船体取付部を軸として右舷側に90度回転させ、船底レベルより上に引き上げられていた。 なお、速力46はとしては最速であった。 装備 [ ] 兵装は完全に海上自衛隊独自のものとなっている。 主兵装は国産の(SSM-1B)であり、連装に配した発射筒を2セット、艇尾に装備する。 これは向けの(SSM-1)を艦載化したものであり、に搭載されてきたの後継となる予定であったが、本型が一足先に搭載することになった。 砲煩兵器も、遠隔操作型のに変更された。 これは、潜搬入する工作員、ゲリラ等を収容した不審船舶に対する威嚇射撃を考慮した措置であった。 対空防御や直接対艦攻撃までは想定していなかったことから、としては近接SAM(仮称)を将来装備することとした。 本型は、OYQ-8 によっての運用に対応し、小型艇ながら、との連携運用も可能となっていた。 装置としては、マストトップにNOLR-9を、また上部構造物直前に 6連装・発射機を2基備えていた。 なお無人偵察機(RPV)用ターゲッティング・データ等の送受信装置の将来装備も検討されていたが、実現しなかった。 なお、上記の通りにきわめて厳格な重量制限が架されたことから、予備品・用具をはじめとする物資の搭載は最小限に限定されており、給食給養を含めて、陸上を車両で移動するMLS( Mobile Logistics Support)部隊によるに依存する運用形態となっていた。 このMLSは、ミサイル艇の進出先の港湾等において、出入港支援、整備・補給支援を行うことを目的として整備され、連続機動支援日数を最大2週間とし、I段階整備(乗員とMLSの共同整備)及び弾薬(20mm弾)の運搬・補給支援、燃料・真水等の補給支援を行うこととされており、4両と指揮官車()で編成されていた。 またミサイル艇1・2号の引渡し後の回航の際には、これにマイクロバス1台を加えて、総勢46名が陸路を並走して行動した。 ミサイル艇が長期間の行動が難しかったこともあって、浦賀を3月24日に出港したのち、大湊入港が26日午後、余市への到着は28日夕方となった。 配備 [ ] 3隻ともの追浜造船所浦賀工場で建造され、に新編された第1ミサイル艇隊へ配備された。 しかし就役後、波浪中の船体強度や耐航性の不足が発覚し、特に冬季のでの運用上問題となった。 水中翼艇特有の問題として、フォイルボーンでの高速時とハルボーンでの低速時との間に速力や運動性の面で大きなギャップがあり中速域での運用が困難であった。 また艦船でありながら地上部隊の支援を必要とする問題もあった。 これらはいずれも運用上重大な制約となったことから、平成6年度以降で検討されていた1隻の追加建造は実現せず、本型の建造は3隻で打ち切られた。 後継としては、滑走型船型の採用と船型の大型化によって汎用性と独立行動能力を強化したが設計され、度計画より建造が開始された。 付で1号と2号が除籍され、残る3号はに除籍された。 同型艦一覧 [ ] 艦番号 艦名 建造 起工 進水 竣工 除籍 PG-821 追浜造船所 浦賀工場 1991年 (平成3年) 3月25日 1992年 (平成4年) 7月17日 1993年 (平成5年) 3月22日 2008年 (平成20年) 6月6日 PG-822 PG-823 1993年 (平成5年) 3月8日 1994年 (平成6年) 6月15日 1995年 (平成7年) 3月13日 2010年 (平成22年) 6月24日 誤射事件 [ ] 19時20分頃、の海上自衛隊に停泊していたミサイル艇3号が20mm機関砲の作動確認中、実弾4発、2発、訓練弾4発、計10発を誤射した。 基地内の倉庫、基地外の樹木に被弾痕が確認されたが人的被害、民家への被害はなかった。 海上自衛隊では、事故の原因などについて調査した上、同年12月6日に関係者の懲戒処分が行われた。 指揮監督義務違反により、大湊地方総監が訓戒、余市防備隊司令が戒告、第1ミサイル艇隊司令が減給、職務上の注意義務違反により、ミサイル艇3号艇長、同砲雷長、同射管員及び同射撃員が停職処分を受けた(職名はいずれも事件当時)。 事故原因は、同日にで行われた射撃訓練後に撃ち残した弾があったにもかかわらず、撃ち尽くしたと臆断して残弾の確認を怠り、抜弾を行わないまま機関砲の作動確認を行った、人為的ミスによるもの。 脚注 [ ] [] 注釈 [ ]• 256-257. 194. , pp. 82-91. 107-108. , pp. 92-97. , pp. 1-5. 参考文献 [ ]• 『自衛隊装備年鑑 2006-2007』朝雲新聞社、、2006年。 阿部安雄「機関 自衛艦の技術的特徴 」『』第630号、、2004年8月、 238-245頁、。 石井, 幸祐「海上自衛隊の最新鋭ミサイル艇「はやぶさ」型のすべて 特集・ミサイル艇 」『世界の艦船』第597号、海人社、2002年6月、 88-97頁、。 「第5章 61中防時代」『海上自衛隊50年史』海上幕僚監部、2003年。 海人社, 編纂. 「海上自衛隊が計画中の水中翼ミサイル艇」『世界の艦船』第239号、海人社、1977年4月、 94-95頁。 海人社, 編纂. 「海上自衛隊哨戒艦艇のテクニカル・リポート」『世界の艦船』第466号、海人社、1993年6月、 82-97頁。 海人社, 編纂. 「海上自衛隊全艦艇史」『世界の艦船』第630号、海人社、2004年8月、 194頁、。 「国産護衛艦建造の歩み 第17回 4次防, 「しらね」型その1」『世界の艦船』第797号、海人社、2014年5月、 154-161頁、。 「技術開発官(船舶担当)」『』 PDF 技術研究本部、2003年。 戸田, 孝昭「海上自衛隊初の水中翼哨戒艇 ミサイル艇1号型 特集・海上自衛隊の哨戒艦艇 」『』第466号、、1993年6月、 98-101頁。 中名生, 正己「海上自衛隊哨戒艦艇の戸籍簿」『世界の艦船』第466号、海人社、1993年6月、 74-81頁。 藤木, 平八郎「高速戦闘艇の今日と明日 特集・現代の高速戦闘艇 」『世界の艦船』第502号、海人社、1995年10月、 70-75頁。 山崎眞「わが国現有護衛艦のコンバット・システム」『』第748号、海人社、2011年10月、 98-107頁、。 関連項目 [ ]• - ボーイングの旅客型水中翼船。 でライセンス生産された。 外部リンク [ ]• ウィキメディア・コモンズには、 に関するカテゴリがあります。

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